技術・サービス概要

カカオ未活用部位から世界で初めて保湿成分のカカオセラミドの素材化に成功した。食品や化粧品向けのサステナブルな素材として生産者向けに新たな収益を創出する。

目的

カカオ未活用部位から付加価値の高いカカオセラミドを利用したビジネスを構築し、カカオ生産における新たな収益を創出する。

特徴

・植物セラミドであるカカオセラミドは今まで有効活用されてこなかった部位に多く含まれる。
・グルコシルセラミドと遊離型セラミドの両方が含まれ、食品と化粧品の両方への活用が期待できる素材である。

効果

カカオセラミドはヒト型遊離セラミドが多く含まれるため、心身の健康や美容・ウェルビーイング領域への波及効果が期待される。加えて、環境教育・農村支援といった他分野と結びつき、多層的な環境価値の創出を可能にする。

規制対象物質

参考資料

展開可能国

  • 日本

導入事例

2025年1月チョコレートにカカオニブ由来のカカオセラミドを配合した「カカオボーテ」を期間限定で発売。
2025年9月未活用部位であるカカオハスク由来のカカオセラミドを配合した「カカオボーテ」をリニューアル発売。

この技術が貢献するSDGs

  • 1. 貧困をなくそう
  • 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 12. つくる責任 つかう責任
  • 17. パートナーシップで目標を達成しよう

カカオセラミド

YouTube 動画

【ひらけ、カカオ。】カカオ全てを使い切り、カカオの未来を創造する明治の活動